デルアンバサダープログラム(2020): DAZN雑感

今回のデル アンバサダープログラムでは、モニターしたPCに加えて、DAZNのギフトコード一ヶ月分も付けていただきました。その率直な感想を。

DAZNは良いものな気がする

最初に断ってしまいますと、自分はテレビ、見てません。押し入れの中に追いやったままです。なので、特にスポーツを見る機会も最近、ありませんでした。

ただ、周囲のネット好き全体に比べたら、自分はまだスポーツ好きな方だとは思います。とはいえ熱心に観戦するわけでもないので、自分がDAZNを契約することはおそらく、ないでしょう。

それでも「良いもの」と書いたのは、視聴のスムーズさと、オンデマンドでピンポイントに興味のある映像を見られる体験に感心した点です。

Linux上のFirefoxでも何の問題もなく、というかあっけないくらい簡単に、DAZNで映像を見る事ができました。本当は中継で品質を見たかったのですが、ヨーロッパのサッカーは深夜になってしまうので避けて、去年の鈴鹿でのF1グランプリをちょこっと、あとはeスポーツも見ました。

これが「現代の当たり前」なのかな、とは思いつつ、自分はその当たり前にちょっと驚きました。十分な高画質・高音質の映像が、数クリックですぐ見られる。それが世間でもしマイナーな競技だったとしても、自分のニーズに合わせて何時間でも、ノーカットで見ることができる。

多チャンネルのCS放送が普及し始めた時に、ある意味実現し始めていた事だと思いますが、それがネットを介してより徹底して、視聴者のニーズに寄り添う存在になったんだなと感じました。

正直自分は、日本で展開し始めた時の不安定さとか、ちょっとしつこい宣伝とかで若干、DAZNにネガティブなイメージを持っていました。しかしスポーツが好きな人、とりわけ海外の試合を生で見たい人には、一度検討しないわけには行かないような、必要不可欠な物になっているのだと思います。

つきまとう不安

良いもの、というだけで終わればよかったのですが、このタイミングで先週の報道に触れないわけには行かないでしょう。

DAZN Streaming Service Seeks Exit From UEFA Asia Rights Deal - Bloomberg

ウイルスのせいで、色々なものごとが不安定な状況。試合自体がいつ中断・再開なのか分からない状況で、配信する方も見る方も不安だと思います。ある意味、仕方がない事。そんな中、無観客試合をどうしても見たいファンにとっては、中継はありがたい存在のはずです。

一方で、「独占配信権」という契約スタイルのリスクも考えさせられます。ある会社が配信を独占する=ある会社が止めたら終わり。もちろんそれによって、よりたくさんのお金が回るというメリットは大きいのでしょう。しかし、手段にこだわらず「どうしても見たい」だけのファンは、不安に付きまとわれ、一社の方針に翻弄され続けます。

映画やアニメなら、複数チャンネルで見られるのが当たり前だと思いますが、スポーツの中継、何とかならないものなのでしょうか……。